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自然物と菌類の幻想標本

自然物の造形の面白さを見つけ、
その存在の不思議さを思う。
手にとった自然物は確かに現実の物だけれど
なぜだろう。少しファンタジックな香りがして
現実と空想のはざまにいるような感覚になる。
その形がつくられるまでを頭の中でタイムラプスのように再生してみたり
小さくなって自然のミクロコスモスを歩く想像をする。

この感覚をいつまでも忘れないように
自然物に幻想を描き
現実を分解してほしいと願い、菌類を生やす。

飾った空間と、それを見る人が
少しだけふわりと現実から浮いて離れるような
現実と空想のはざまのような作品をお届けできればと思っています。